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バイク車検@神奈川運輸支局([限定解除]有給とって再検査) [実験]

2016年車検その3

   (先日の不具合改善の様子はこちら ⇒ https://hennamog.blog.ss-blog.jp/2016-05-07
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会社からは年に40日も有給もらってるのに、ここ数年は年に3日も消化してない
⇒訂正:有給消化することが出来ないブラックな職場環境の中、
なんと有給を取って車検の限定解除に向かう。
消化してる有給は夏休み/正月の一斉有給=強制消化のみ)
DSC_1317再検査は1300円.jpg

これ以上の休みは取れず失敗が許されない状況なので試験場には8時前に到着。

オープンと同時に証紙を買って検査に向かう。
検査票はそのまま使うらしく、購入した1300円分の証紙を追加で貼り付けて超汚い状態。

検査ラインに向かうと、なんと同型のバイクを発見。
めったに見ることの無いバイクなのでオーナーと少し話をした後に、互いに試験に臨む。
その方は電装品を沢山付けてるのでバッテリー化してあって、
事前にテスター屋さんでライトチェックしてきたらしい。

では、検査ラインへGo。でもって結果は「×」である。
制御室で聞くと10000カンデラと、前よりひどい状況。

先ほどのお兄さんは無事合格との事。「ライトを貸そうか?」と言ってくれたが、
これから先が長丁場になりそうなので丁重に辞退をしたけど、
言葉に甘えて借りたほうが絶対良かったかも。

この状態では自分ではどうすることも出来ないと悟り、
まずは状況を定量的に把握するためテスター屋さんへ向かうことに。
テスター屋さんの門を叩くのは初である。

先ほどのお兄さんにテスター屋さん(恐らくヨビケン)の場所を教えたもらって
言われたとおりに向かってみるが発見できずで、梅田橋付近をうろうろしていると
テスター屋っぽいところを発見。受付で聞いてみると、ライト調整で輸入車だと
3500円かかるとの事。さっきのお兄さんに聞いた話(2000円)より遥かに高いが、
休みは今日しか取れそうも無いので仕方なくそこにお世話になることにした。

早速テスターで計ると10000カンデラ。さっきの車検場と同じ値。
車検場とテスター屋さんの検査数値の品質は素晴らしいと思った。
そして、テスター屋さんは金を取るだけあって情報豊富で色々なアドバイスや
裏技も授かったぞ。
まずは、35Wバルブを見て「これはダメだな、他の持ってないの?」と聞かれたので
60Wのバルブを差し出すと「これのほうが良いよ」との事。
さらに、「バルブを少し加工して良いかな?」と言うので、お好きにどうぞと伝えると
H4の台座の金具の部分ををひん曲げ始めた。
簡単に言うと、発光点の位置をずらすためにかなりの勢いで加工している。
この加工には相当長けている様子だった。
曲げ具合からするとフィラメントの発光点が1~2mm 上方向にずれた感じ。
リフレクターやレンズカットの状態にもよると思うのでこの加工がどういう意図に基づいてるか理解できないが、
おそらくテスターに表示された配光パターンを見て経験と感で配光をシャープにするよう加工したのだと思う。
DSC_1728予備車検屋で加工されたH4.JPG

バルブを付け替えてテスターで計ると13000~14000くらい。リトライで8000と
訳わからない状態。
この状態では一か八かの賭けだというので、
「バッテリー買ってきて直結したらどうだろう?」と逆提案すると、
それもありみたいな感じだったので、物品を調達にホームセンターに向かう。

コーナンが割りと近くにあったので、そちらで配線材、ギボシ等を調達。
確かトータル¥1,000くらいだったと思う。
バッテリーは安いのが無くて港北NTのナップスも見に行って安いほうにしようと思い、
再びナップスへ。そして税込¥4,936円のバッテリーをナップスで調達。
レクチから取った12VをUSBの5V変換器へつないでいる配線にトグルSWを噛ましてあるので、
そのSWの配線をぶった切り、そのSWを使ってバッテリーからバルブのHiへの直結配線をOn/Offできる様に
仕上げた。
バッテリーはリアキャリアとシートの間に忍ばせてビニール袋で覆い、
配線はシート脇→タンク下→ハンドル三叉を通して先ほどのSWへつなげる。
DSC_1338バッテリー.jpg

整流ダイオードを噛ましてレクチからの簡易充電も考えたが、レクチの能力が分からず
レクチがパンクする可能性もあるし整流ダイオードの電圧降下がもったいないので、
新品満充電バッテリーの放電一発勝負に賭けた!
テストの時間は長くても2分。テスター屋の調整時間も考えてトータル5~6分ぐらいなので
多分持ちこたえるだろう。
もし落ちたらテスター屋さんでバッテリー充電してもらって再トライもできそうだ。

Hi/Loの制御がハンドル上のSWと先ほどのSWの合わせ技となり厄介だが、
実行出来るレベルだし大した問題ではない。

配線が完了し、テスター屋で光軸合わせと光量測定をしてもらう。
光量は16000カンデラと余裕がある状況ではないが何とかスペック入り。
ここでのアドバイスは、
  「位置合わせの時、ライト面を白線へきっちり合わすように。手前だとダメだよ」
との事。
この一言で理系の僕は攻略法が分かってしまった。

バッテリー残量を温存するため早々に車検場に向かう。
検査ラインに入り、ライトテスタが出てきてからHi用の突貫SWを操作。
みごと『ヘッドライト「●」』となり車検合格。

車検証とシールをもらい、テスター屋さんへ荷物を取りに戻る。
お世話になった方に合格を伝えると「余裕なかったからもしかしてダメかもと思ってたけど
良かったね」との事。
ここで冷静に考えると、検査時は焦っていたのでもしかしてHi/Lo同時点灯だったかもと思い
その事も伝えて同時点灯は問題ないのか聞いてみると「同時点灯だとセンタの光軸があいまいに
なるのであまりよくない。でも光量は稼げるので良いかも」とのコメント。
今回の配線はレクチからはLoへ、バッテリーからはHiへ別々に電源供給したので
容量確保できてるけど、通常配線で同時点灯したら、レクチがよっぽど余裕ないとダメだろう。

無事車検はクリアしたので、何とも有意義な有給休暇だった。

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発注したライトが届くまで2ヶ月あるので現状分析を実施。

まず、レクチの能力確認。
 アイドリングでポジション点灯 14.03V ⇒昔はもっと高かったはず
 アイドリングでライトLo 60W点灯 9.10V ⇒ヤバイよ
 2000回転程度でポジション点灯 14.26V
 2000回転程度でライトLo60W点灯 12.10V
 2000回転程度でライトHi55W点灯 12.18V
以前から若干電圧が落ちてる。レクチの能力が下がったか?配線が下手ってきた?

発注していたライトが届いた。納期はホントに2ヶ月だった。(長っ)
ライトを組みなおし、バルブは35W高効率タイプに戻した。
見た目は60Wより35W高効率タイプの方が明るく感じる。
(レクチの電力が低いんだからしょうがないよな)

ハンドル周りに出ているハーネスを全部解いてみた。
ついでに実配線の状況をメモ。
グランド(G)の取り回し、レクチからの12Vの取り回しで前オーナ(ショップ?)が
何やら工夫をした形跡が見られる。
ジェネレータからの交流ラインを殺して完全直流化にした模様。
レクチからの線は4Pカプラの手前で、黄色と黒にむしり跡がある。
ここから何か取っていたのか?
黄色は分かるが、黒は多分間違ってむしったのか、むしり方が中途半端。
配線はブチルの癒着テープでキレイに束ね直す。

【問題箇所を発見】 H4コネクタがさびてボロボロである。
相当電圧降下してる模様。もしかしてこれが明るさ安定しない原因かも?
H4コネクタを新調して配線も作り直し。
DSC_1438新旧コネクタ比較.jpg

ライトに数Aも流れるのにその配線を直にSW制御するのはやばそうなので
ライトHi配線をリレー化してみる。
Hi への配線はレクチ→カプラ→ライトSW→Hi/Lo SW→(青)→ライトHi
と引きずり回されてる。しかも線はめっちゃ細い。
なので、ライトHi への配線はレクチの4Pカプラ根元から取り出しリレー経由に変更。
ライトに回すGNDもレクチ(4Pカプラ)から直結で取り直し。
リレーの制御は元の(青)の細い線で行う。
これで電圧降下がかなり防げるはず。
そしてLo状態時にはリレー出力がUSBの5V変換器へ流れるようにした。
これでUSB電源も安定化されるはず。
見た目の明るさは見違えるほど向上したので次回の車検は多分安心。
IMG_20160807_144834新設リレー.jpg

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